【8】せめのじかん(じぶんがボールをもっている場合)
じぶんたちのチームが「せめのじかん」で、さらに、「じぶんがボールをもっている」場合には、項目7.で述べました、
★せめのじかんの優先順位 (なにからやったらいい?)
①ゴールをみる
②シュートができるなら、シュート!
③シュートがだめなら、ボールをゴールへはこぶ(=ドリブル)
④ドリブルがだめなら、自分の代わりに、仲間にボールをゴールへ運んでもらう(=たすけてもらう、パス)
の順番に、頭の中で考えてみましょう。
もし試合の中で、あなたがボールをもっているのならば、『こうげきのスタート』=『どのようにこうげきをしていくのか?』を決めるのは、まずは“あなた”からなのですから!
自分の頭で、「せめのじかんの優先順位 (なにからやったらいい?)」を、考えながらプレーできるように練習や試合の中でも意識してみましょう。考えれば考えるほど、その判断の速さは、速くなると考えられています。
このような、プレー中に「判断」したり、「意識」したりする能力のことを、心理学や認知科学の分野の専門的な用語で、「認知・判断能力」、「認知能力」と呼ぶこともあります。これらの「認知・判断能力」や「認知能力」の観点からサッカーの技術や戦術をみることができるようになれば、サッカーをプレーしたり、観戦することが、よりいっそう楽しくなると、筆者は考えています。
それはまた、別の機会にお話しできればと思います。
よろしくお願いいたします。