うちの子は熱しやすく冷めやすい!?飽きっぽい?

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▼うちの子は飽きっぽい子なのかしら!?

あなたはお子さんを、地域のサッカークラブの練習に参加させるようになりました。3ヶ月が経過しても、どうも練習や試合に集中できない・・・。「うちの子はもしかして、飽きっぽい子なのかしら!?」。そのような不安や疑問をお持ちの親御さんもいるかと思います。

▼飽きるのは大人も同じでは・・・?

お子さんを「飽きっぽい」と思ってしまう前に、一歩立ち止まってみてはいかがでしょうか。私も若い頃は、指導をしているお子さんをみていると、「集中力が・・・」などと思ってしまいましたが。よく考えてみると、私自身も「飽きっぽい」と思ってしまうようなことを何度も繰り返しております。そしてそのたびに「あー、オレは集中力がない人間だなぁ」と反省しております(ここでは詳しく言及しませんが・・・)。それを考えると、子どもたちが「飽きっぽい」ことをしてしまっても仕方がないかな、と思います。

▼子どもはそもそも、「飽きっぽくて仕方がない」

ここでは具体的には述べませんが、子どもは(心と身体の)発育の構造上「集中力がない」という行動が表れて当然のことかと思います。ですので、大人たちが、「どうしたら集中力をつけられるか?」と向き合うことや、「うちの子飽きっぽいというのではなく、『好奇心旺盛』なのだ」と考えるようにしたほうが、大人も子どもも気分よく向き合えるのでは・・・と思います。※

※向き合うための方法や考え方は、別の機会にお話ししたく思います。

▼逆に危険なのは、『ピグマリオン効果』

この話の場合、逆に危険なのが『ピグマリオン効果』についてです。『ピグマリオン効果』とは、簡単に申し上げますと「親御さんが子どもに対して『きめつけ』を行ってしまうと、子どもは親御さんの決めつけたとおりの性格になってしまう」ということです。

例えば(極端な表現ですみませんが)、あなたがあなたのお子さんを「お前はヤン●ーだなぁ」などと『きめつけ』てしまうと、あなたのお子さんは、決めつけられたことでストレスをためてしまったり、「自分はヤン●ーなのかなぁ?」と思いこむようになったりして、次第に性格が荒んでしまうようになってしまうことです。もしかしたら、元々お子さんの性格は、荒んでなんかいなくて、親御さんからみて「ちょっとヤンチャしているなぁ」と思うぐらいの性格なのに、親御さんが『きめつけ』をしてしまうことで、親御さんの決めつけてしまったとおりの性格に向かっていってしまうこともあるかもしれません。

▼私の体験談になりますが

私も子どもの頃に、「あなたはなにかを最後までやり抜くことができないのね」としょっちゅう言われていました。そのことが自分の性格を考えるきっかけになったのかもしれませんが、私の親はこういった言葉をぶつけるだけで、自分の子どもに対しての「ケア」「フォロー」などがありませんでした。これでは、子どもは自分自身に対して、否定的(=マイナス思考)な考えや感情になっていきがちだと思います。自分自身が当時の親の年齢となり、サッカー指導を通じて子どもの心を学習した今となっては、自分自身の体験からみても、親の『きめつけ』は、本当によくないなぁ・・・と思っております。

▼この話の終わりに

それでも、「子どもの集中力のなさをなんとかしたい」、「せっかくサッカー教室に通わせているんだから、がんばってほしい」などと思う(願う)親御さんの気もちも、私はなんとかしたいとも思っております。これからも、そのことについて、私も向き合っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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