団子サッカーのはなし② 私の失敗談

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この投稿では、『団子サッカー』にまつわる筆者の失敗談をお話しさせていただきます。

▼失敗談①「ポジション、フォーメーションはね・・・」

筆者は若かりし頃、小学校1年生のサッカープレイヤーに対して、作戦盤(→マグネットなどを使ってポジションやフォーメーションを説明するためのボードです)を用いて、「君のポジションはここ、あなたのポジションはここです」などと、一生懸命説明してしまいました。

▼失敗談②「団子になるな!」「かたまるな!」などと怒鳴ってしまった

これも筆者の若かりし頃の話なのですが、試合を行っている1年生のサッカープレイヤーに対して、「団子になるな!」、「かたまるな!」、「ひろがれ!!!」などといったフレーズで、怒鳴ってしまいました。今思うと、ホントにヒドい話ですね。

▼失敗談③『団子サッカー』を『団子サッカー対策』と捉えてしまった

「団子サッカー」にまつわる失敗談・・・このテーマの1番の核となる話に迫ってきました。それは、「そもそも、子どもの団子サッカーって、まちがいなの!?悪いことではないんじゃないの!?」ということです。たとえば、ですが、ごくまれに見られる現象だと思いますが、大人のサッカーの試合やプロチームの試合をみていても、「3人以上のプレイヤーがボールを奪い合う」などという場面を見ることがあります。また、サッカーの試合で対戦するチームのお互いが「プレーするゾーンを狭くして、ギッチギチのプレスをかけあった」というような状態ならば、『団子サッカー』のようにみえなくもありません。だとしたら、子どもの『団子サッカー』は、なにが、なぜ、いけないのでしょうか?

私の中ですでに答えは出てしまっていますが、「団子サッカーはまちがいではない。悪いことではない」ということです。子どもの『団子サッカー』はまちがいではないのに、悪いことではないのに、「団子サッカーをどうしたらやめてくれるか?」といったように、『団子サッカー対策』をしようとした、私自身が(誤解などをした)まちがいだったのだと思います。

▼失敗談④『団子サッカー』はまちがいではない、その理由

私の中で「団子サッカーはまちがいではない」と、既に答えは完結しています。ではなぜ、団子サッカーは悪いことではないのでしょうか?子どもの『団子サッカー』の様子を見ていると、次のような印象をもつことができます。

・「私がor僕がボールを取りたい!」という子どもの意欲を感じられる。『団子』になるのは、子どもたちの意欲の表れ

・サッカーをプレーするのを夢中になっているから、周りが見えないだけなのでは・・・?

・これが最もだいじなことだと思いますが、子どもたちは『団子』になろうとして『団子』になっているのではない。また、自分たちが「団子になる」ことを、悪いことだとは思っていない。むしろ、「一生懸命サッカーしてるんだぞ!」というアピールぐらいの気もちでプレーしている

・そもそも大人の発する「団子」という言葉から、なにもイメージできない。「団子」がどんな状態を表すのか、わからない

などが考えられます。私も正直申しあげまして、一般的に『団子サッカー』という状態が、なぜ『団子』なのか、わかりません。冷静になって考えてみると、子どもたちの様子からは、あまり、『団子』のようにも見えません。でもしかし、『団子サッカー』という言葉は、私が子どもの頃から存在する言葉だと思いますし、非常にわかりやすく、万人に伝えられるいい言葉だと思います。一体発祥や由来は、どんなかたから、いつどこでなのでしょうか?私はいつか、きちんと勉強して知りたいです。

(③に続きます)

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